2021/11/02 一般参加枠にて「自動化大好きエンジニアLT会 – vol.5」に参加しました。
テーマは「自動化」ということで、主にソフトウェアやシステム開発の場で効率化を目指す取り組みについて様々な方がそのノウハウを発表し合うイベントです。
初めて参加してみて
初めての参加の今回はZoomによるオンラインイベントで、自分は一般参加として発表を聴くのみの参加でした。WEBの勉強をするために、まずはこういった発表の場を見てみようと思って参加しました。
初めて参加してみると、「エンジニア」と言えど仕事の世界が違いすぎて聞いたことの無い言葉が多く飛び交っている印象でした。仕事の世界が違うというのは、仕事の進め方などが違うと自ずと使うツール類も変わるもので、それらが全然違うということですね。このイベント自体はWEB系エンジニアに絞っているわけでは無いと思いますが、WEB系の現場のお話が中心になっている印象です。
そんな中でも聞いたことがある言葉もありますので、それらを手がかりにどのように仕事をしているのかイメージしながら聴きました。
すぐ真似できそうな話題としては、dotfilesをGitHubで管理するものがありました。
個人的に私生活の開発環境はMacを使うことが多いのですが、Macを買い替えた場合には最初のセッティングをするのがけっこう時間を使う作業です。以前買い替えたときにはbrewコマンドで「cask」という便利なコマンドがあることを知り、GUIアプリケーションはこれでまとめてインストールできてかなり楽でした。
今回の発表を聴いていると、どうやらMacのOSの設定さえもコマンドでできてしまい、自動化できることを知りました。MacとWinをひとつずつ持つだけのような環境では有り難みは感じないかもしれませんが、「セッティング一覧リスト」みたいに記録として残しておけて良いかもしれません。Linux環境で実機はもちろん、Docker等で環境を作っては壊すような場合に効果を発揮するでしょうから、覚えておきたいと思います。
今回初めてこちらのイベントに参加してみて興味深かったことが2つあります。
ひとつは、勤務先企業の事例としてLTで発表されていることが多いことです。「自分が勤める某企業では」ではなくて、しっかりとどんな企業に勤めていてそこの業務ではどうなのか、といった発表が多くて企業のノウハウを公開されていることが新鮮でした。
もうひとつは、LT登壇される方たちが資料を勤務先の業務中に作り、発表の中で勤務先企業をPRしていることがチラホラあったことです。ひとつめの企業のノウハウの公開にも通じますが、こういったイベントへの参加を企業もバックアップしている様子が見えたことが良いと思いました。
今回のイベントで見聞きした情報を調べて多少知識を増やした上で次回のイベントも参加したいと思います。
ハードウェア系のイベントは
ところで、ハードウェアや組込の業界でこういったLTをして仕事のノウハウを発表し合うイベントはあるのでしょうか。
Connpass経由で2回参加したことがあるハードウェア系のイベントは「同人ハードウェア meetup」がありますが、これもいわゆる「同人」として行う活動に関するものです。自分が知る限りはハードウェアエンジニアが仕事の内容について発表し合う場はありません。
以前、Twitterではハードウェア(組込)系の情報を積極的にシェアする人があまりいないと思う、という趣旨のことをツイートしたことがあり、「観測範囲の問題」や「組込はコンプライアンスで情報を出せない」といった意見をもらったことがあります。観測範囲という意味では、ハードウェア系のアウトプットの場はイベントやTwitterよりもブログ等の他のプラットフォームのほうが多いのかもしれません。
コンプライアンスのために情報をだせないからハードウェア系のイベントが少ない、ということが仮に正しいという視点で考えてみると今回のイベントのように業務のノウハウを発表し合うイベントは全く別の世界に見えると思います。「そんなに業務の情報を外に出していいんですか!」みたいな。業界の線引は難しいですが、業界による文化の違いなのか、このあたりをぼんやり頭の片隅で考え続けたいと思っています。
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