Ubuntu 20.04にaptでインストールしたPythonでTA-Libを使うためのセットアップにつまづきましたので、その解決策となり得る情報をここに記載します。
前提となる環境
Ubuntu 20.04にaptによってPython 3.9をインストールしている環境です。
UbuntuにPythonをインストールする方法は色々とみかけますが、大きく分けて自分でビルドする方法とaptでインストール方法をよく見ます。
今回、自分はaptでPython 3.9をインストールしました。
基本的には、以下のサイトで紹介されている方法がシンプルだと思います。
その他リポジトリに登録するなどの処理をしてaptでインストールする方法もあるようです。
(aptによるPythonインストールの備忘録)
本筋に関係ありませんが、PPAというパッケージ配信の仕組み(?)があるようで、このあたりは詳しくないため後ほど調べるための備忘録として色々とっかかりになる情報をを記載しておきます。
PPAとは?
deadsnakesというところのリポジトリを追加する。
TA-Libを導入できない症状
TA-Lib自体はビルドしてubuntuにインストールしておき、その後Pythonのpipでモジュールをインストールします。
pipでのインストールは、前述のaptでインストールしたPython 3.9でvenvで仮想環境を作って、その中で行いました。
しかしpipでta-libをインストールしたとき、error: command 'x86_64-linux-gnu-gcc' failed with exit status 1
というエラーとなってしまいました。pipのインストールがコケます。
TA-Lib自体のインストールに失敗しているものかと色々リトライしましたが、それでもうまくいきません。
解決できた方法
そこでエラーメッセージをもとに色々調べると、以下のstack overflowが参考になりました。
python3-devというプログラムが必要なようです。とりあえずこれをインストールしてみましたが、やはりエラー。
しかし、今回使おうとしているのはPython 3.9ですので、この特定のバージョンをpython3-devをいれる説明もありましたので、これを試してみました。具体的にはpython3.9-devです。
sudo apt install python3.9-dev
結果的にこれでpipのインストールのエラーを解消し、ta-libを導入することができました。
前述した以下のサイトではしっかりpython3.9-devのインストールも行われています。自分が環境をセットアップする際に未インストールとしてしまったようです。
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